卒検

学校に着くと、検定コースが張り出されたあった。 ・・・全く頭にはいらない、コースを書き写すに四苦八苦・・・終了検定の大学生に、大型のおとうさん、そして2輪のわたし。

説明会の教室には沢山の学生さんがいた。私以外、みんな転倒ってないんだよね・・・ワタシ一番難易度タカイヨネ・・・。そんなことを思いながら、時間は過ぎ検定の時間へ。

心臓バクバク・・・乗車時コケませんように・・・
検定開始。アクセルうまく開けられず、クラッチもうまく操作できない・・・車体はがたつく・・・それでもナントカ、5つ目の課題一本橋へ・・・勢いよく橋に乗せ、ゆっくりすすめる・・・8割がた進んだ所でオイルの赤いランプ。無論足つき検定中止。

その後残りのコースを走るかと尋ねられたから、走らせたんですけど全くダメ。エンストに次ぐエンスト。S字でさえ出口で転倒。・・・・今までではありえないことが、一度に起きた。最後はバイクを車庫に運ぶことができたのが、せめてもの救い。
その直後先生に、凄く慰められました。実は自分も大型(車)の指導員の資格を取るのに2回落ちて、3回目でようやく合格。初回は緊張で全くダメ、2回目は脱輪。
・・・先生も大変なプレッシャー受けるんだね・・・みんな同じ、通る道なんだね。 帰宅後・・・やっぱり悔しくて号泣。

2011年10月  日

卒検2回目

今日はもうひとり二輪の受験者がいるってことだったので、何回か一緒になったO君かと思いきや、全くの別人。説明にも遅刻、コースを覚えない、ゼッケンやらプロテクターの準備もなし、検定員の先生に言われて準備する始末。一体この人何なんだろう? 今日は気持ちも軽く停車位置までバイクをスイスイ乗車して運べた。イイカンジ。でも、路面が濡れているから制動距離は14M。 ワタシはこの変な様子の男子の次に受験。このこ・・・??下手かも?て思ったらスラロームでパイロン引っ掛けた。
「もう一回やらせてください」・・・???え???何ですと。コースの向こう側で先生が怒鳴っている
「ダメだ!!!」
ワタシが乗車してからも、ワタシの後方で
「もう1回」「だめだ」の応酬・・・ オイオイ。いい加減にしろよ。

最初の急制動まではかなり意識的にクラッチも、アクセルも、ペダルもおっけ。急制動も14Mラインぴったし。 クランク進入する時路面が濡れてるって一瞬考えたんだよね・・・これが命取りだった。この一瞬が後半ひびいて、リアブレーキを強く踏みすぎ、アクセルもたりず転倒・・・検定中止。
先生曰く「根性足りない!!!」
はい、ごもっともです。

でも収穫あり、取り回しの苦手だった私、左コケももろともせずに引き起こし、バイクを黙々と車庫に運んだ。最後車庫入れは力付きましたけど。補習の予約は火曜日。帰宅時に先生と会話「また来てちょうだい」って 勿論ですよ先生。絶対にあきらめない。だってあとひとつなんだもん。

2011年10月  日

2回目補習

久しぶりのCBでクラッチ握るの忘れてた・・・
先生に「クラッチ握りましょう」って言われちゃった。20代の先生に・・・。

クランク、一本橋、車のS字、一時停止を利用しての短い距離での左折を含む練習。
クランクの通過の仕方が、すでに混乱しており、先生に「バンクですよね?」って聞いたら 「クランクはハンドルで曲がるんです」との回答。
ハンドルは引くことで、押すよりもハンドルを上手く操作できる。要は押すのには力が要るが、引くのには力が要らない。肘をしぼることにより、腕に負担がかからず上手く操作できる。 やってみると、押すよりも簡単。スイスイ曲がれちゃう。目線を先に送ったら、左折も上手く曲がれた。

注意点
たまに顔がこわばっている。免許取得後の楽しいことを考えて。良いイメージを持つこと。楽しく乗ること。
あぁ・・・顔がひきつっているんだね

2011年10月11日

卒検3回目

はぁ・・・・クランク・・・教習車が左折しようとしていたところに、ワタシがクランク出口でバランスを崩し、足を着き一時停止の形となった・・・。検定中止かな?と思ったけど、先生が何も指示なしだから続きを走る。またしても一本橋・・・。乗せてすぐ落としちゃった。はぁ・・・コースの続きを走らさせてもらえたので、停車位置まで残りを走る。何事もなく停車位置。その後、二輪庫までバイクを走らせることの心地よさ・・・カーブをこんな風に曲がるのって気持ちいいんだ。初めて知った。

本日も検定中止。
先生に聞いた・・・「クランクって半クラッチですか?」
先生「曲がるときに半クラッチ使いますね」
ますます混乱したが、補習は半クラッチで入ろうかなって思った。
わが夫に報告すると、一番最初の成功したイメージのあるやり方をした方が良いってアドバイスだった。でも、事実スピードが出すぎて車体をコントロールしきれなくて怖いって思いがあった。実はワタシのクランクの通過は、アクセルのオン・オフとリアブレーキのみ。結構スピード出るんですよ、出口付近で・・・ダカラ左折字のミスが多い。
混乱しながらも、補習に期待しつつ・・・。

2011年10月15日

3回目補習

今朝もいつぞやと同じくZARDの「負けないで」がラジオで流れていた。歌詞の一節に「最後まで走りぬけて」ってのがある。おもわず涙。完走すればいいんだよね。

クランクと一本橋を一番最初に教えてもらった、Mさんの補習だった。
コレまでの経緯を話し、「クランクは半クラッチですか?」って聞いた。
実は「初心者に半クラッチだ何だって要求するのは難しいだろ?ダカラ、ブレーキと目線ってしか教えていない」 「橋は勢いつけて乗せて、アイドリングで渡りきれ〜クラッチ握らなくていい」

色々話をするうちに、検定の意味合いってなことや、実は自分もバイクは物凄く下手クソだったって事教えてもらって。教習所に勤務するようになってからバイク免許取ったそうで・・・。本当は、デキナイ人の気持ちの分かる人なんだって理解しました。更に、ワタシのバイク恐怖は相当なもんでしたから、一番楽に検定を越えられる方法を伝授していただいていたのでした。⇒入り口でブレーキで調節あとはアイドリングで出口までの簡単なやり方。ハンドル動かすだけだから・・・。
「減点ならいい、中止にさえならなければいい」
・・・これっていつも、わが夫が言ってくれていた言葉。普段のやりかたでやろうと、いつも言われておりましたのですよ。

コースを走り、橋を集中的にこなしている最中、クラッチに手をかけようものなら、坂道の上から
「クラッチさわるなぁーーーーーー!!」と怒号!!
補習の終わりに言われたのが、「後半あれだけ走れるのに」って・・・凄く勇気付けられる言葉をもらいました。帰りの自分の車の中で何気に、もうCBに乗れなくなるんだ・・・と漠然と思った。 そして昼食の最中に山口百恵の「いい日旅立ち」が流れていた・・

2011年10月16日

最後の卒検

バイクデモ・コヤマドライビングスクールを今朝も視聴してから、検定へ向う
日は早朝から雨と風・・・今日はどうなのかなぁ〜と思いつつも合羽着用で検定の説明を受ける。今日も2回目の検定員だったO先生。緊張をやわらげるために雑談をしてくれてる。「バイクは道楽です」云々カンヌん。 これ・・・これもいつもわが夫が言ってる言葉。なくても死にはしないが、あれば人生が豊かになる。

コースに出ると雨は完全に止み、合羽が邪魔になるほど・・・合羽のズボンを脱ぎ、装備を整え準備体操。二輪庫は検定車両がすでに暖気中。今日もヨロシクね8号車、そしてCB4兄弟のみんな。

本日のコースは、2回目の検定と同じ1コース。急制動からクランク、スラロームを抜け踏み切りを越え、一本橋のあとはs字に坂道フィニッシュ。 急制動はいつもどおり、手順どおり。問題のクランク。今日は先生とタンデムでのコース案内で、上級者のバイク走行を注目していたんですよ。クランクの体感スピードも結構速いかな、O先生。だけどこのランデムが効いてる。自分のクランクは今までで最高の出来。左折もGOO。最大の難関の一本橋も、昨日のやり方で走り抜けました・・・ビューーーー。S字がかなりヨタヨタで、最後坂道から停車までは感動というか、フルマラソンの後のランナーのような・・・。最後は停車時のリアブレーキの踏み方のアドバイス。タンクに膝を押すように踏むと、体重が左にかかるから自然とバイクは左に傾き、左足を地面に着くことができる。これはてっともためになる、アドバイスでした。あと、目線が下に行きがちになるからって注意。これは自分でも自覚。もっと意識的に自分の行きたい方向へ向けないとね。

完走後は発表まで、40分くらいかな。生きた心地がしませんでしたね。でも別室に呼ばれて「合格です」って言われたときには泣いてましたよ。卒業式の時も、思わず涙で、先生に「あなたはあれだけ、頑張ったんだから」って「何かに挑戦するのはいいよね」って言葉をもらいました。・・・うれしい・・・

わが夫もとても喜んでくれた。そして夫から弟1号へ報告の電話をしたらしいんですが、爆笑したって。良かったって喜んでたって。みんな心配してくれてたんだね、アドバイスに応援ありがとうございました。感謝です。
つーことで、無事に合格。月曜日に免許センターへGOなのです。

2011年10月17日